東京都で木造住宅の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
東京都の16市区町村について、木造住宅の新築の標準工程(晴天なら120日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。都内の中央値で見ると、11月着工が約133日で最も早く、5月着工は約153日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、11月になるところが最も多く(6市区町村)、12か月の平均工期が短いのは練馬区(139.5日)、長いのは三宅村(176.2日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(東京都の16市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、都内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工137日(130〜193)
- 2月着工142日(136〜189)
- 3月着工146日(139〜179)
- 4月着工147日(140〜170)
- 5月着工153日(138〜164)
- 6月着工150日(137〜161)
- 7月着工147日(140〜158)
- 8月着工146日(142〜170)
- 9月着工144日(141〜182)
- 10月着工138日(135〜183)
- 11月着工133日(130〜190)
- 12月着工133日(129〜192)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 練馬区練馬(51m)・雨の日 年103日 | 1月(130日) | 6月(150日) | 139.5日 |
| 千代田区東京(25m)・雨の日 年103日 | 12月(131日) | 5月(147日) | 140.1日 |
| 小笠原村父島(3m)・雨の日 年108日 | 6月(137日) | 8月(145日) | 140.1日 |
| 青梅市青梅(155m)・雨の日 年109日 | 12月(129日) | 5月(151日) | 140.2日 |
| 府中市府中(59m)・雨の日 年107日 | 11月(131日) | 5月(150日) | 140.3日 |
| 世田谷区世田谷(35m)・雨の日 年110日 | 11月(132日) | 5月(149日) | 141日 |
| 奥多摩町小河内(530m)・雨の日 年115日 | 11月(130日) | 5月(154日) | 141.6日 |
| 江戸川区江戸川臨海(5m)・雨の日 年104日 | 12月(133日) | 5月(149日) | 142日 |
| 八王子市八王子(123m)・雨の日 年108日 | 11月(131日) | 5月(154日) | 142.7日 |
| 檜原村小沢(420m)・雨の日 年114日 | 11月(131日) | 5月(154日) | 143.1日 |
| 大田区羽田(6m)・雨の日 年104日 | 11月(139日) | 3月(162日) | 149.5日 |
| 新島村新島(29m)・雨の日 年124日 | 7月(143日) | 2月(157日) | 149.6日 |
| 大島町大島北ノ山(38m)・雨の日 年117日 | 12月(144日) | 3月(163日) | 154.2日 |
| 神津島村神津島(138m)・雨の日 年125日 | 7月(147日) | 12月(192日) | 168.3日 |
| 八丈町八丈島(151m)・雨の日 年166日 | 6月(157日) | 1月(183日) | 170.3日 |
| 三宅村三宅坪田(20m)・雨の日 年146日 | 7月(158日) | 1月(193日) | 176.2日 |
東京都で木造新築の工程表を組むときの注意
- 梅雨(関東甲信地方: 6月7日ごろ〜7月19日ごろ)
東京都を含む関東甲信地方の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。木造新築の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、都内の多くの市区町村で2〜7月に着工した場合です。
- 台風(関東甲信への接近 年3.3回)
関東甲信への台風の接近は平年で年3.3回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の工事
東京都の観測所のある市区町村では、積雪や低温で外の工事を止める前提の月はありませんでした。冬は雨の日が少ない地域も多く、木造新築の工期が延びにくい時期になることがあります。
木造新築と天候の関係(どの地域でも共通)
基礎のコンクリート打設は、強い雨の日を避けます。寒い時期は「寒中コンクリート」として保温養生が必要になり、型枠を外すまでの日数も延びます。
上棟から屋根の防水シート(ルーフィング)を張り終えるまでの数日間は、構造材が雨にさらされます。上棟日は天気予報を見て決め、雨養生の準備をしておきます。
屋根と外壁が仕上がれば、内装工事は天候の影響をほとんど受けません。天候で延びるのは基礎から外装までの前半です。
よくある質問
Q. 東京都で木造新築をするなら、何月に始めるのがよいですか?
都内の市区町村の中央値では、11月着工が約133日で最も早く終わります(晴天なら120日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が11月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 東京都で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して13〜33日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「木造新築(一般住宅)」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


