山形県で鉄骨造(S造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
山形県の20市区町村について、鉄骨造(S造)の新築の標準工程(晴天なら150日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、5月着工が約176日で最も早く、8月着工は約291日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、5月になるところが最も多く(15市区町村)、12か月の平均工期が短いのは山形市(206.5日)、長いのは大蔵村(299.8日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(山形県の20市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工260日(203〜298)
- 2月着工229日(188〜267)
- 3月着工201日(172〜239)
- 4月着工178日(171〜208)
- 5月着工176日(170〜189)
- 6月着工183日(171〜347)
- 7月着工278日(175〜337)
- 8月着工291日(235〜351)
- 9月着工290日(242〜345)
- 10月着工279日(241〜348)
- 11月着工280日(229〜344)
- 12月着工275日(215〜330)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 山形市山形(153m)・雨の日 年137日 | 4月(171日) | 9月(242日・冬季の待ち含む) | 206.5日 |
| 酒田市酒田(3m)・雨の日 年188日 | 3月(178日) | 9月(251日・冬季の待ち含む) | 206.9日 |
| 東根市東根(105m)・雨の日 年143日 | 5月(170日) | 9月(254日・冬季の待ち含む) | 212.8日 |
| 村山市村山(80m)・雨の日 年154日 | 4月(171日) | 9月(261日・冬季の待ち含む) | 215.1日 |
| 大江町左沢(133m)・雨の日 年167日 | 5月(173日) | 9月(268日・冬季の待ち含む) | 218.3日 |
| 高畠町高畠(220m)・雨の日 年157日 | 5月(171日) | 9月(282日・冬季の待ち含む) | 229.4日 |
| 上山市上山中山(270m)・雨の日 年150日 | 5月(172日) | 9月(283日・冬季の待ち含む) | 229.9日 |
| 米沢市米沢(245m)・雨の日 年168日 | 5月(173日) | 9月(284日・冬季の待ち含む) | 231.5日 |
| 鶴岡市鶴岡(16m)・雨の日 年202日 | 4月(178日) | 8月(286日・冬季の待ち含む) | 233.2日 |
| 庄内町狩川(17m)・雨の日 年197日 | 4月(179日) | 9月(284日・冬季の待ち含む) | 234.9日 |
| 長井市長井(210m)・雨の日 年185日 | 5月(176日) | 8月(295日・冬季の待ち含む) | 246.3日 |
| 飯豊町高峰(260m)・雨の日 年197日 | 5月(176日) | 8月(302日・冬季の待ち含む) | 248.1日 |
| 最上町向町(212m)・雨の日 年187日 | 5月(178日) | 8月(303日・冬季の待ち含む) | 249.4日 |
| 新庄市新庄(105m)・雨の日 年192日 | 5月(176日) | 8月(304日・冬季の待ち含む) | 250.2日 |
| 尾花沢市尾花沢(106m)・雨の日 年182日 | 5月(173日) | 8月(307日・冬季の待ち含む) | 251.1日 |
| 金山町金山(170m)・雨の日 年200日 | 5月(180日) | 8月(308日・冬季の待ち含む) | 254.8日 |
| 小国町小国(140m)・雨の日 年213日 | 5月(187日) | 8月(317日・冬季の待ち含む) | 263.9日 |
| 真室川町差首鍋(88m)・雨の日 年210日 | 5月(189日) | 8月(319日・冬季の待ち含む) | 264日 |
| 西川町大井沢(440m)・雨の日 年206日 | 5月(184日) | 8月(347日・冬季の待ち含む) | 297.9日 |
| 大蔵村肘折(330m)・雨の日 年213日 | 5月(184日) | 8月(351日・冬季の待ち含む) | 299.8日 |
山形県で鉄骨造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(東北南部地方: 6月12日ごろ〜7月24日ごろ)
山形県を含む東北南部地方の梅雨入りは平年6月12日ごろ、梅雨明けは7月24日ごろです。鉄骨造の天候で止まる工程がこの期間に重なるのは、県内の多くの市区町村で10〜7月に着工した場合です。
- 台風(東北への接近 年2.7回)
東北への台風の接近は平年で年2.7回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
山形県では、6〜4月に着工すると、多い月では県内のすべての市区町村で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
鉄骨造と天候の関係(どの地域でも共通)
鉄骨の建方はクレーン作業です。強風(10分間の平均風速が10m/s以上)のときはクレーン作業を中止する決まり(クレーン等安全規則)があり、風の強い地域・季節ほど建方の日数が延びます。
高力ボルトの本締めや溶接は雨天に弱く、鋼材が濡れているときは作業できません。
デッキプレートへの床コンクリート打設は、強い雨の日を避けます。冬は寒中コンクリート、真夏は暑中コンクリートとしての対策が必要です。
よくある質問
Q. 山形県で鉄骨造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、5月着工が約176日で最も早く終わります(晴天なら150日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が5月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 山形県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して26〜141日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「鉄骨造(S造)新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


