青森県でRC造(鉄筋コンクリート造)の新築に向く時期と工期|市区町村別の比較
青森県の22市区町村について、RC造(鉄筋コンクリート造)の新築の標準工程(晴天なら210日)が平年並みの天候で何日かかるかを、着工月ごとに計算しました。県内の中央値で見ると、4月着工が約243日で最も早く、7月着工は約342日と最も延びます。市区町村ごとに最も早い着工月は違い、4月になるところが最も多く(17市区町村)、12か月の平均工期が短いのは八戸市(246日)、長いのは平川市(356.5日)です。
データ: 気象庁の平年値(1991〜2020年)を加工 / 更新日 2026-10-28
着工月ごとの工期(青森県の22市区町村)
毎月1日に着工した場合の工期を、県内の市区町村ごとに平年並みの天候で計算し、その中央値と幅をまとめました。
- 1月着工305日(250〜335)
- 2月着工274日(247〜304)
- 3月着工253日(239〜276)
- 4月着工243日(238〜375)
- 5月着工322日(237〜372)
- 6月着工335日(239〜385)
- 7月着工342日(245〜382)
- 8月着工332日(242〜364)
- 9月着工321日(275〜372)
- 10月着工320日(245〜373)
- 11月着工322日(244〜373)
- 12月着工320日(250〜367)
市区町村ごとの早い着工月・延びる着工月
市区町村名から、月別の詳しい試算と天候込みの工程表に進めます。
| 市区町村 | 早く終わる | 延びる | 12か月平均 |
|---|---|---|---|
| 八戸市八戸(27m)・雨の日 年101日 | 5月(237日) | 9月(275日・冬季の待ち含む) | 246日 |
| 大間町大間(14m)・雨の日 年129日 | 3月(239日) | 7月(327日・冬季の待ち含む) | 264.1日 |
| 十和田市十和田(55m)・雨の日 年111日 | 4月(240日) | 7月(323日・冬季の待ち含む) | 291.1日 |
| 三沢市三沢(39m)・雨の日 年123日 | 4月(241日) | 7月(324日・冬季の待ち含む) | 292.3日 |
| 三戸町三戸(60m)・雨の日 年127日 | 4月(241日) | 6月(318日・冬季の待ち含む) | 293.2日 |
| 新郷村戸来(125m)・雨の日 年130日 | 4月(243日) | 7月(328日・冬季の待ち含む) | 296.5日 |
| 七戸町七戸(57m)・雨の日 年150日 | 4月(243日) | 7月(335日・冬季の待ち含む) | 297.1日 |
| 深浦町深浦(66m)・雨の日 年161日 | 3月(246日) | 7月(337日・冬季の待ち含む) | 302.2日 |
| むつ市むつ(3m)・雨の日 年147日 | 4月(239日) | 7月(340日・冬季の待ち含む) | 302.8日 |
| 野辺地町野辺地(14m)・雨の日 年150日 | 4月(242日) | 7月(339日・冬季の待ち含む) | 303日 |
| 東通村小田野沢(6m)・雨の日 年148日 | 4月(244日) | 7月(338日・冬季の待ち含む) | 305.9日 |
| 鰺ヶ沢町鰺ケ沢(40m)・雨の日 年171日 | 4月(245日) | 7月(347日・冬季の待ち含む) | 306.8日 |
| 六ヶ所村六ケ所(80m)・雨の日 年164日 | 4月(246日) | 7月(343日・冬季の待ち含む) | 308.7日 |
| 外ヶ浜町蟹田(5m)・雨の日 年171日 | 4月(246日) | 7月(354日・冬季の待ち含む) | 313.3日 |
| 平内町大和山(137m)・雨の日 年183日 | 3月(253日) | 6月(359日・冬季の待ち含む) | 315.8日 |
| 黒石市黒石(30m)・雨の日 年151日 | 4月(240日) | 6月(364日・冬季の待ち含む) | 324.9日 |
| 弘前市弘前(30m)・雨の日 年162日 | 4月(241日) | 6月(366日・冬季の待ち含む) | 326.8日 |
| 五所川原市五所川原(9m)・雨の日 年173日 | 4月(243日) | 6月(374日・冬季の待ち含む) | 329.4日 |
| 今別町今別(30m)・雨の日 年176日 | 4月(250日) | 6月(375日・冬季の待ち含む) | 334.1日 |
| 青森市青森(3m)・雨の日 年162日 | 4月(241日) | 6月(377日・冬季の待ち含む) | 336.3日 |
| 大鰐町大鰐(63m)・雨の日 年151日 | 4月(241日) | 6月(375日・冬季の待ち含む) | 336.8日 |
| 平川市碇ケ関(135m)・雨の日 年171日 | 3月(276日) | 6月(385日・冬季の待ち含む) | 356.5日 |
青森県でRC造の工程表を組むときの注意
- 梅雨(東北北部地方: 6月15日ごろ〜7月28日ごろ)
青森県を含む東北北部地方の梅雨入りは平年6月15日ごろ、梅雨明けは7月28日ごろです。RC造は工期が長いため、県内の多くの市区町村で、どの月に着工しても天候で止まる工程が梅雨の時期にかかります。
- 台風(東北への接近 年2.7回)
東北への台風の接近は平年で年2.7回、多いのは8〜10月です。足場や屋根の工程がこの時期にかかる場合は、養生と片付けの日を工程表に見込んでおきます。
- 冬の積雪と低温
青森県では、工期が長いため、どの月に着工しても多い月では県内のすべての市区町村で積雪や低温のため外の工事を止める時期にかかります。雪囲いや仮設の上屋で冬も施工する場合は、これより短くなります。
RC造と天候の関係(どの地域でも共通)
コンクリートの打設は強い雨の日を避けて計画します。打設中に雨が降ると、表面の仕上がりや強度に影響します。
日平均気温が4℃以下になる時期は「寒中コンクリート」、25℃を超える時期は「暑中コンクリート」として、配合・養生の対策が必要です(日本建築学会 JASS 5)。どちらも型枠の存置期間や管理の手間が増えます。
躯体工事は1フロアごとの繰り返しなので、雨で1回の打設が延びると、その後のすべての階が後ろにずれます。
よくある質問
Q. 青森県でRC造をするなら、何月に始めるのがよいですか?
県内の市区町村の中央値では、4月着工が約243日で最も早く終わります(晴天なら210日)。ただし市区町村によって違い、最も早い着工月が4月になるところが最も多くなっています。市区町村ごとの詳しい試算は、上の表から確認できます。
Q. 青森県で雨の予備日は何日くらい見込めばいいですか?
着工月の中央値で見ると、晴天の工期に対して33〜132日ほど延びます。雨の多い市区町村や、梅雨・台風・冬にかかる着工月は、さらに余裕を見ておくと安心です。
計算方法と出典
- 天候の値は、気象庁ホームページ「平年値(統計期間1991〜2020年)」のアメダス月別平年値・梅雨入りと梅雨明けの平年値・台風の平年値(気象庁 平年値のダウンロード)を、コウテイが市区町村ごとに整理・加工したものです。平年値は30年間の平均で、その年の天候を予報するものではありません。
- 「1mm以上の雨の日」は日降水量が1mm以上の日で、雪の日も含みます。「強風の日」は日最大風速(10分間平均風速の1日の最大)が10m/s以上の日です。
- 「作業が止まる日」は、工程ごとに止まる条件(例: 塗装は1mm以上の雨、建方は雨と強風、解体は30mm以上の大雨と強風)を決め、その日数を月の日数で割った割合を1日ごとに当てはめて計算しています。雨・風・雪が別々の日に起きると仮定しているため、実際より少し長めに出ることがあります。
- 積雪10cm以上の日が月の半分を超える月は外の工事を止める(冬季休工)、日中の最高気温の平均が5℃未満の月は塗装・防水をしない、という前提です。雪囲いや仮設の上屋、採暖をして冬も施工する場合はこの限りではありません。
- 工程と日数は、コウテイの「RC造 マンション・ビル新築」標準テンプレート(晴天なら何日かの目安)を使っています。現場の規模・人数・仕様で実際の工期は変わります。
データ更新日: 2026-10-28(平年値の統計期間: 1991〜2020年)


