ネットワーク工程表とは
作業を矢印(アクティビティ)、作業の区切りを丸印(イベント)で表し、作業同士のつながりを網の目のように描いた工程表。どの作業が遅れると全体が遅れるか(クリティカルパス)を求められる。
ネットワーク工程表の書き方
一般的なアロー型ネットワーク工程表では、作業(アクティビティ)を矢印で表し、矢印の上に作業名、下に所要日数を書きます。作業の始まりと終わりは丸印(イベント)で表し、番号を振ります。ある作業が終わらないと次の作業を始められない関係を、矢印のつながりで表現します。作業の順序関係だけを示すために、所要日数0の破線の矢印(ダミー)を使うこともあります。
クリティカルパスと余裕日数
ネットワーク工程表の最大の利点は、全体の工期を決めている経路(クリティカルパス)を求められることです。開始から終了までの経路のうち、所要日数の合計が最も長いものがクリティカルパスで、この上の作業が1日遅れると全体の工期も1日遅れます。それ以外の作業には、遅れても工期に影響しない余裕日数(フロート)があります。どこに余裕があるかが分かるので、人員や重機の配分を合理的に決められます。
バーチャート工程表との違い
バーチャート工程表は、作業ごとの期間が一目で分かり、作るのも読むのも簡単ですが、作業同士のつながりや、どの作業の遅れが全体に影響するかは読み取りにくい欠点があります。ネットワーク工程表はつながりと影響が分かる一方で、作るのに手間がかかり、日付の感覚がつかみにくい面があります。大規模な工事ではネットワーク工程表で計画を検討し、現場ではバーチャートで共有する、という使い分けがよく行われます。
施工管理技士の試験でも問われる
ネットワーク工程表は、建築・土木などの施工管理技士の試験で、クリティカルパスや最早開始時刻、余裕日数を計算する問題として頻繁に出題されます。実務では専用ソフトで扱うことが多いものの、考え方を理解しておくと、バーチャート工程表で先行・後続の関係を設定するときにも役立ちます。
コウテイでの扱い
「ネットワーク工程表」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。
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❓ よくある質問
Q. ネットワーク工程表のダミーとは何ですか?
作業の順序関係だけを表すための、所要日数0の破線の矢印です。実際の作業ではなく、「この作業が終わってから、あの作業を始める」という関係を正しく表すために使います。
Q. ネットワーク工程表はどんな工事で使いますか?
作業の数が多く、つながりが複雑な大規模工事や、工期の管理が厳しい公共工事などでよく使われます。小規模な工事では、バーチャート工程表で十分なことが多いです。
Q. バーチャートでも作業のつながりを表せますか?
表せます。先行工程と後続工程を矢印で結ぶ機能のある工程表ソフトなら、バーチャートの見やすさのまま作業のつながりを示せます。コウテイでも先行工程を設定すると矢印で表示されます。