曲線式工程表とは
工事の進み具合(出来高)を曲線で表す工程表の総称。各作業の出来高の割合を示すグラフ式工程表や、全体の出来高の累計を示す出来高累計曲線(Sカーブ)などがある。
グラフ式工程表
グラフ式工程表は、横軸に日数、縦軸に各作業の出来高の割合(0〜100%)をとり、作業ごとの進み具合を曲線や折れ線で表したものです。どの作業が何%まで進んでいるかを一つの図で比べられ、予定と実績を重ねれば作業ごとの遅れも分かります。ただし作業の数が多いと線が重なって読みにくくなるため、主要な作業に絞って使うのが一般的です。
出来高累計曲線(Sカーブ)
出来高累計曲線は、工事全体の出来高を累計して、横軸の日数に対して描いた曲線です。工事の始まりは準備作業が中心で出来高の伸びが緩やかになり、中盤は多くの作業が並行して伸びが急になり、終盤は仕上げや検査で再び緩やかになります。そのため曲線はS字の形になり、Sカーブとも呼ばれます。予定の曲線と実績の曲線を比べることで、工事全体が予定より進んでいるか遅れているかを判断します。
バナナ曲線で進捗の良し悪しを判断
出来高累計曲線を管理に使うときは、予定の曲線の上下に許容範囲を示す2本の曲線(上方許容限界曲線と下方許容限界曲線)を描きます。2本の曲線に囲まれた範囲がバナナの形に似ていることから、バナナ曲線と呼ばれます。実績の曲線がこの範囲の中にあれば工程は適正、下にはみ出していれば遅れ、上にはみ出していれば無理に進めすぎている可能性がある、と判断します。
コウテイでの扱い
「曲線式工程表」は、コウテイの工程表でそのまま作成・共有・A3印刷できます。ブラウザ完結・登録不要の無料プランあり。業種別テンプレートから数クリックで作成できます。
無料で工程表を作ってみる❓ よくある質問
Q. 曲線式工程表はどんなときに使いますか?
工事全体の進み具合を数値で把握したいときに使います。発注者への進捗報告や、出来高にもとづく支払いの確認などで役立ちます。日々の作業の段取りには、バーチャート工程表と組み合わせて使うのが一般的です。
Q. Sカーブがきれいなs字にならないのは問題ですか?
必ずしも問題ではありませんが、計画のS字から大きく外れている場合は、作業の配分や進め方に偏りがある可能性があります。予定の曲線と実績を比べ、どの時期のどの作業がずれているかを確認します。